有限会社富田酒造場の酒蔵見学へ!黒糖焼酎の奥深さを学ぶ

本日、有限会社富田酒造場さんに酒蔵見学へ行ってきました。

もう、あっという間の1時間半(本来の見学時間は約1時間)!貴重なお話をたくさんお聞きすることができて、楽しすぎました。

たくさん質問したため、1時間を悠にオーバー。富田酒造場さんに感謝です!

目次

有限会社富田酒造場

●会社名:有限会社 富田酒造場
●創 業:1951年(昭和26年)11月1日
●所在地:〒894-0034 鹿児島県奄美市名瀬入舟町7番8号
●電 話:0997-52-0043

有限会社富田酒造場さんは、名瀬市街地にある家族経営の酒蔵。龍宮(りゅうぐう)という銘柄を筆頭に、とても人気のある酒蔵さんということが分かりました。

日常的に焼酎を飲む機会が少なく、Lovesand、龍宮はまだ飲んだことがありません‥在庫切れで今日も手に入らず。早く飲んでみたい!!

黒糖焼酎の製造工程 @有限会社富田酒造場

職人がおらず、現在は誰も作ることができないという、この。1951年の創業当初から72年もの間、修繕を繰り返しながら大切に大切に使用されているとのこと。

もう、Lovesandはそれだけで感動。72年の歳月がこの甕には詰まっている!

この甕に水をはり、黒麹(または白麹。黒麹が主)を混ぜて1週間たったら

沖縄の離島で生産されている黒糖を甕に投入し【★】、約2週間おいて発酵

この段階でできたものを「もろみ」と呼ぶそう

関係ないけど、もろきゅう食べたくなってきた‥

そのもろみを蒸留機で気化し、液化したものが黒糖焼酎の原酒となるみたいです。

この機械は黒糖釜で、蒸気を入れて固形の黒糖を液体にするそう。なぜ液体にするかというと、作業性をあげるためとか。また、液体にすることで、酵母菌が糖を食べやすくなるみたいです。

しかしながら、最近では上記の考え方が変わりつつあるとも。

固体の黒糖(みんなが想像するだろう黒糖のかたまり)を【★】の段階で直接入れても2〜3日で溶けるため、液体化した黒糖ではなく固体の黒糖での試作もチャレンジされてるみたいです。

ただ、液体の黒糖も固体の黒糖も一長一短。

どちらがいい悪いではなく、作りたいお酒によって使い分けるというから面白いです。

この写真では分かりにくいですが、このタンクの裏はパイプで裏手にあるタンクと繋がっています。この液化する蒸留機のパイプの太さや長さが変わるだけでも黒糖焼酎の味ががわりと変わるとおっしゃるので、驚きです。

原料となる黒糖、麹(黒と白)、水の組み合わせだけでも果てしなく黒糖焼酎の味を研究できるでしょうに、蒸留機のパイプの太さでも味が変わってしまうとは‥

奥が深すぎます。

答えのない自由研究が永遠と続く感じでしょうか。

だからこそ、やりがいも果てしなくありそうですね。

沖縄産の黒糖を使う理由

これも初めて知ったことですが、沖縄では黒糖の製造に補助金が出ているため奄美大島よりも黒糖の製造が盛んで、奄美産の黒糖よりも安価で手に入るとのこと。

奄美産は沖縄産の4〜5倍するとか!

それに加え、奄美大島に大きな製糖工場が多くないのも理由の1つのようです。

一方で、奄美大島にはざらめ製造に補助金が出るようで、工場は主にざらめの生産をするとのこと。

なるほど〜と、もうずっとメモメモ

酒蔵見学をオススメします

有限会社富田酒造場さんの酒蔵見学は見学料が1000円かかりますが、大いに行く価値ありです。みなさんお人柄がよく、龍宮をまだ飲んでいないのに有限会社富田酒造場さんのファンになってしまいました。

お土産にお酒をいただきました!

記事内容以外にも、なぜ奄美群島でしか黒糖焼酎作りが許されていないのか、黒麹をメインに使う理由などなど、わたしたちの質問に対して惜しみなく丁寧にお話をしてくださいました。

酒蔵見学の詳細については、こちらのWebページをご参考ください。以下は、左記Webページの一部抜粋した内容です。

  • 予約制となりますので事前にお問い合わせください。
  • 受入時間 : 10:00〜16:00(午前中・土日祝は要相談)
  • 所要   : 約1時間
  • 見学料  : 1,000円(1名、試飲込)
  • お申し込み: 電話、メール、Facebookメッセージ等にてご連絡ください。

Lovesandは有限会社富田酒造場さんを応援しています。

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