「熊本、梅雨明けしたの?」と思うくらい今日も快晴。
青空でカラッとしてればいいけれども、ムワッとした空気感で息苦しい暑さとでも言うのでしょうか。熊本の夏だな〜と、里帰り中であることを実感しながら、私は里帰り後はじめてバスでお出かけしました。
熊本市の南区から新市街まで、330円。
バスの運賃って、そんなに高かったでしょうか?往復660円、夫の原付を満タンにする金額と変わりません(笑)
もう自転車に乗りたい!
わざわざ暑い中行きたかった場所は、Denkikan!
そう、飲み屋街のイメージが強い新市街にひっそりと生き残っているコアな映画ばかりがセレクトされている映画館です。メジャーな映画は放映されないんじゃないでしょうか?
何が見たかったかというと
再会長江
つい数日前に知人のSNSでこの映画のことを知り、調べてみたら上映は7/4まで。これはいかなければ!と重い腰を上げ、ラッキーなことにレディースデイの今日行くことができました。
中国の母なる大河·長江。上海、南京、武漢、重慶、雲南、チベット高原まで、広大な中国大陸を横断する、全長6300キロのアジア最大の大河だ。日本人監督の竹内亮は、10年前にNHKの番組で長江を撮った時、一つの後悔があった。それは北極・南極に次ぐ地球第三の極地と呼ばれるチベット高原にある「長江源流の最初の一滴」を撮れなかった事。あれから10年、日本から中国南京市に移住し、「長江沿いの民」の一人になった竹内は、2021年から2年かけて再び長江6300キロを走破する。旅の途中で10年前に撮影した友人たちと再会しながら、一本の大河を通して中国の10年の変化を見つめ、今度こそ「最初の一滴」をカメラに収めるべく、長江源流をめざす。
再会長江HP https://www.saikaichoko.com/
チベット高原にある「長江源流の最初の一滴」をめざすだなんて、チベット好きの私としては見逃すわけにはいきません。
気合を入れて行ったはいいものの、久しぶりの映画すぎて、チケットを買うのに少しまごついてしまいました。
「再会長江って、中国語で言って良いのかな?いやいや、ダメよね。ん〜日本語なら、サイカイチョウコウ?どっちだ?!」と心の中で葛藤し(中国語を日本語で読むと非常に違和感がある)、口から出てきた言葉は「中国のやつお願いします」
…
あ、サイカイチョウコウですね!
と、窓口のキレイなお姉様。
やっぱり、そうですよね。「中国のやつ」という変な表現を汲み取っていただき、どうもありがとうございます。判断力と表現力がなかったのは、暑さのせいということで。
11:00〜13:00まで、みっちり2時間。
途中眠くなってしまう時間帯もあったのですが、ツームーというとっても美しいチベット族の女性に監督が再会したあたりから、目がカッと開き、ところどころ涙。監督が6300キロを走破していく中で、10年前に撮った映像と10年後の2021年に撮った映像が要所要所で比較されて出てきたのですが、10年でこうも変わるのかぁと、中国の発展の早さに驚くと同時に切なさも感じました。
なんせ、私が北京に留学したのも2011年です。
2011年に監督が見ていた中国は、場所は違えど私も見ていて。
当時、私もチベットへ行ってみたくて、鉄道とバスを乗り継いでチベット民族が住む地域(四川省、甘粛省)を大学の友人とバックパックをからって旅したこともあります。
チベット自治区は、手続きが煩雑すぎたので諦めた
きっと、私が見てきた中国もすっかり変わってしまったのだろうなぁと思うと、やはり切ないですね。
話戻って、10年前には少女だったツームー。
当時は羊を抱えて観光客と写真を撮ることをお仕事にしていましたが、監督と出会い、監督に上海に連れて行ってもらったことで世界観が激変。
地元のシャングリラ(香格里拉)で民宿をするという新しい夢を持ち、そしてわずか10年という歳月で夢を実現していました。
ツームーが開いた民宿も出てきましたが、とても素敵なところで。「あ〜中国奥地を旅したい!香格里拉に行ってみたい!!」と、私の好奇心をくすぐられました。
いつ行けるかはわかりませんが、絶対に数年以内に旅をすると決めました。家族で行けるなら、ベスト。難しいなら、子どもを夫に預けて一人で(笑)
どちらにせよ、楽しそうです。
さて、実現できるように、Lovesandはお仕事をがんばりましょう!
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