齢90に近づいている(まだあと数年)母方の祖父母は、たまに喧嘩しつつも仲良く二人暮らし。
祖母は大の鶴屋好き。回数が減ってきてはいるものの、いまだにバスで市街地へおでかけするのが日常。
祖父は相変わらず原付でうろちょろ。春が来ると、庭の梅の木によじ登って梅を採取。
2人とも明らかに体力が落ちてきているとは思われるも、なんだかんだで元気。遊びにいくと、お腹いっぱいになるまで食べ物を出してくれて、1キロほど増量して帰ることになるのが常。
そんな祖父母の味といえば、巻き寿司。
毎年大晦日に祖父母の家に集まるのですが、必ずおばあちゃんが作ってくれるのが巻き寿司。
お店で販売されているような甘い巻き寿司ではなく、完全に祖母オリジナルの巻き寿司は、親族一同大好きで食べ出したら止まらないほどのおいしさです。
具材は、かんぴょうに三つ葉、卵焼き、しいたけ、ちくわ、そして祖父手作りの紅しょうが。
そう、おじいちゃん手作りの紅しょうがも欠かせないため、祖父母の味と言っても過言じゃないでしょう。
みんな大好き巻き寿司ですが、今年は数日前倒しの昨夜、一部の親族が集まって食すことができました。
祖母は「お米がうまく炊けなかった」と嘆いていましたが、相変わらずおいしすぎて、まだみんなが集まる前にひとりで一巻きぺろり。
祖父母にはいつまでも健康で過ごしてもらい、ながくこの巻き寿司を食べさせて欲しいなと思った夜でした。
ごちそうさまでした、やむやむ。
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