祖母(祖父母)の味を受け継いでいくことはできるのか

お正月って、みなさん何を食べるのでしょう?

お正月に出かけることがないからか、みんな何を食べているのか案外知りません。

子どもの頃を思い出すと、実家ではおせちが必ず並んでいましたが、いつの頃からか実家のお正月はおせちが並ばなくなりました。

その代わり(?)いつもより豪華なお鍋やすき焼きにお正月らしいお雑煮やなます、数の子、辛子蓮根、馬刺しなどが並びます。

そこに今年仲間入りしたのが「巻き寿司」です。

先の記事で述べた通り、祖父母も90近く。

母としても巻き寿司の味を受け継いでいかなければと思ったみたいで、いつもは大晦日に祖父母の家で食べる巻き寿司を、今年は元旦にも巻くことになりました。

結果、出来上がったのがこちら。かんぴょう、しいたけの準備を母がし、その他具材と巻くのをわたしが担当。まずくはなくおいしいのだけれども、なんだか祖母の味とは違いました。

たかが巻き寿司、されど巻き寿司。

5年前から何度かわたしは祖母から具材の味つけや巻き方を伝授してもらい、祖母風の巻き寿司を作れるようになったと思い込んでいましたが、道のりは長いと感じた元旦です。

奥が深すぎるのです。

祖母も毎回感覚で作っているため、レシピをもらったことはもちろんありません。

だから、教えてもらうたびにビデオに納めて、祖母の感覚をどうにか盗もうと試みています。

何年も何年も続けて祖母の味に近づき、そしていつの日かわたしも「おばあちゃんの味を教えて」なんて言われる日が来るのかしら?

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