今日は終日どっぷりと、徳之島に続いて2回目の奄美群島地域通訳案内士育成研修の実地研修。
お名前は伏せますがベテラン中のベテラン講師の案内の下(生態系や動植物についての説明)、これまでも何度か行ったことのある場所へ行ったわけですが、とにかくすべての知識が新鮮で面白くて「そうなんだ〜!へ〜!」の連続。
「知らないって罪」と思うような内容もあり、あらためて知ることの大事さを学びました。
ということで、すべては網羅できませんが、こちらにできる範囲で簡潔に記録したいと思います。
自然、植物好きの人は読んで面白いかも?
以前の記事でも掲載した、ヒカンザクラ。
鮮やかなピンク色が空に映えてとても美しいのですが、もともと奄美大島の在来種ではなく、ヒカンザクラが生える場所には奄美大島固有の植物が育たなくなってしまうと。繁殖力も強いため、奄美大島固有の自然を未来に残していくためには、増やしてはいけない木だそうです。
世界最大の豆と言われているモダマは、海流に乗って分布を広げていくため、大きくて硬い種子とのこと。絶滅危惧種に指定されていますから、採られないことを願います(採取してしまう人がいるようです)。
奄美大島の象徴的なイメージが強い、ヒカゲヘゴ。
名前の由来は、日陰を作り出すから。ヒカゲヘゴはジメジメした場所に生えているかのような印象もありますが、実際は陽樹(ようじゅ)で、奄美の本当の原生林には存在しないと聞いてびっくり。講師の方曰く、ヒカゲヘゴは火傷した時のカサブタのようなもので、森が切り開かれた場所に生え(伐採等で切り開かれた土地)、最終形態の森に戻るまでの役割を担うみたいです。
ハイビスカスの仲間であるオオハマボウ(在来種)。
6〜8月に、黄色い花を咲かせるみたいです。外来種であるハイビスカスが増えているのも、良くないこととのこと。
山羊の大好物であるトベラ。
トベラを食べた山羊は臭みが強くなるため、食べさせない人が多いとか。
食虫植物のコモウセンゴケ。
コショウ科のフウトウカズラ。
食べてみましたが、クセになる香りでした。スパイスとして活用できる?
湯湾岳は隆起してできた山のため、山頂あたりはアルカリ土壌。上記写真は、石灰岩。そのため、酸性の土壌で育つどんぐりの木がないとのこと。
●アオノクマタケラン(在来種)と月桃(外来種)をかけあわせたものがクマタケラン
●クロウサギが道路で糞をするのは、ハブから身を守るため
道路がないような時代には、沢の岩の上などでしていた
●崖崩れが起きて、斜面に最初に生えるのはコシダ
まだまだいろんなお話がありましたが、すべてをメモできていないことが悔やまれます。
カメラと図鑑を持って、山に入る習慣をつけようかなと思った1日となりました。
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