朝玄関を開けたら目の前をそろりと移動中のカニさんとバッタリ、お腹がなったLovesandです。すでにボイルされているかのようなボディ色。美味しそうです。
上目遣いがあいらしい。
さて、ハネムーン旅行記も終盤にさしかかりました。(振り返ると、10日間は長い)本日は岐阜編です。
雨の中、白川郷を散策する
長野県は安曇野から、上高地などを通り過ぎて下道で白川郷へ。(雨だったため、今回長野県は観光せず)
昔から写真の中で見る白川郷がかっこよくて憧れていましたが、遠い遠い場所にあるという感覚でいました。その白川郷に、行けるなんて!
駐車場兼ランチ場所となったお蕎麦屋さんで、まずは腹ごしらえ。
外は雨。
食べている間も、雨足が強くなっている。(傘を持ってきていなかった)
でも、ここまで来て引き返すわけにはいきません。
ざあざあと雨に打たれながら、瀟洒な観光客に混じって、カッパを着て散策しました。
これら写真の裏話になってしまいますが、予想以上に観光地化されていて観光客が多かったため、人を入れずに撮影することに労を費やしました。
日本人も多かったですが、次に多かったのはタイ人。
トイレにはタイ語の張り紙もあったため、タイ人に人気の観光スポットとなっているようです。インバウンドも戻りつつあるのでしょうか。
合掌造りのおうちがお土産屋さんや宿になっていましたが、いかんせんカッパで濡れているので中には入ることなく散策だけ楽しみ、15:00ころには白川郷を立ちました。
おさるさんに出会う
この日の宿も、当日に楽天で探すという行き当たりバッタリ感満載。
どこがいいかとひたすら探し、素泊まりで良心的な価格のひるがの高原グリーンレイクさんにたどり着きました。よさそう。ということで、この日はひるがの高原のペンションに泊まることになったのです。
白川郷からひるがの高原へ。
山道をひたすら進んでいたら、御母衣湖の湖畔近くの小さな公園を通り過ぎたあたりで夫が「小さい子たちがたくさん遊んでなかった?」と言います。あたりは、民家もなく国道だけ。しかも山奥。右は山、左は崖を越えて川。人はいないでしょうと言いながら、引き返してみました。
すると、いましたおサルさんたちが!
群れて、小さな公園で遊んでいました。
視線がこわい。近づくなよ、と言われているかのようです。
おサルさんを見たのは、ネパールの空港以来です。日本の森の中で見たのははじめてかもしれません。新鮮な光景でした。猿とニンゲン。仲良くしたいものです。
ひるがの高原ペンショングリーンレイク
思ったよりも早く、ペンショングリーンレイクに到着。緑の湖に囲まれた素敵なところでした。
中には暖炉も。
お料理がおいしいお宿みたいです。
モンゴル料理に興奮した夜
旅で一番興奮したのは、この日かもしれません。
ペンションに向かう途中、モンゴルの遊牧民が使用するゲルがいくつもあらわれました。
わたしにとってモンゴルと南モンゴル(内モンゴル自治区)はとても思い出深い場所。初の海外地。大学1年生で南モンゴルへ行って緑化活動をし、大学3年生のころには草原125kmを5日間かけて乗馬でかけぬける(トイレは青空の下、お風呂シャワーなし)というツアーにも参加しました。
だから、ゲルが出現した瞬間、テンションがあがったのは言うまでもありません。
どうやら泊まれるようでしたが、すでに宿は決まっていたため後ろ髪をひかれながら宿に向かうことになりました。
宿につき、飲食店を探してくれていた夫が「さっきのモンゴル村で食事できるみたいだよ」と。
わたしは興奮気味に提案。
え〜!!!行こう!夕食はそこにしよう!
あ、でも前日までの予約って書いてある…ダメもとで電話してみようか?
心は半分折れましたが、やさしい夫はダメもとで電話してくれました。
そしたら、はじめは雲行きがあやしくも思いましたが、来店して良いとのお返事!
やった〜〜〜!
も〜すぐに行きました。
ハネムーンで岐阜を通り、モンゴル料理を食べることになるとは。なんてハッピーな想定外の出来事でしょう。
今回訪れたモンゴル料理のお店は、miniMONGOLというところ。いつか、ゲルにも泊まりに行きたいわたしです。
只見町で食べられなかったマトンを、心行くまで堪能。羊肉串は北京留学時代もしょちゅう食べていて、懐かしさも感じながらの夕食となりました。
夫にとってはモンゴル料理自体がはじめてのようでしたが、思わぬおいしさだったみたいです。一緒にモンゴルへ旅行に行っても大丈夫そうです。
お店にいらっしゃったのは、女性ひとり。その方の妹さん夫婦がminiMONGOLを経営されているとか。お姉さんは南モンゴルから2年前に来日されたそうで、まだ日本語はカタコト。お子さんから教えてもらっているようでした。
捉え方によっては無愛想にも見えてしまうお姉さんでしたが、きっと、言葉のカベがどうしてもあるから、やらなければいけないことを黙々と作業するしかないのだと思います。中国語でお話ししていくうちに、だんだんと笑顔になってくださり、わたしも嬉しくなったのでした。日本の山奥で、言葉の壁をかかえながら働いて子育てをするのは、目には見えない苦労がたくさんあるのだろうなと思います。
わたしたちだけのために開けてくださったお店。
懸命にがんばるお姉さん。
ステキな出会いがあった7日目のおわりとなりました。
ちなみに、料理は頼みすぎてしまって、羊の塩茹でを持ち帰ることに。この羊をどうするか、旅の後半は悩まされることになったのです…
さて、8日目は奈良・忍者編です。
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