1日だけでもいいから、キャンプがしたかった今回の徳之島たび。
最終日に、居候させていただいていた農家さんちの近場で、気分だけでも味わおうとテント泊をすることになりました。
そこは海に面していて芝生のある快適な場所。
さぞかし美しい朝日を望めるのだろうなと期待しながら、テントを張ったのでした。
でも、この日はちょうどWBCのオーストラリア戦!
当初はキャンプ地でお肉でも焼いて食べる予定でしたが、韓国、中国と観戦していたわたしたちは、オーストラリアも見たいよね…となり、結局夜ごはんは農家さんのおうちでいただくことに(家主は不在)。
農家さんが、特製カレーを作ってくださっていたのだ!
農作業を終えてシャワーをあび、まだ会うのは3回目の農家さんのおうちで、夫婦でカレーを食べながらWBCを観戦するという、なんとも不思議な時間。
勝利を確信してからは、海釣りで余っていたキビナゴさんたちがいたため、夜釣りへ行くことに。
満点の星空に見惚れていたら、大きな流れ星が一筋。
現在、熊本の大好きな祖母が入院中のため、わたしは咄嗟に「おばあちゃんが早く回復しますように」と声に出して星に祈ったのでした。
そしたら、横にいた夫から「ばぁ快調、ばぁ快調、ばぁ快調って短くしたら、3回祈ることができるんじゃない?」との提案。
なるほど、そうね!と次の流れ星を待ちながら、根がかりに嫌気がさしつつもしばらく釣りを楽しんでいました。
浅いからすぐ根がかりしちゃうね、なんて会話をしながら糸を巻いていたら、空が日中のように一気に明るくなってビックリ。
大きな大きな光が、空から水平線の彼方に落ちていきました。
隕石がぶつかってこの世が終わってしまうんじゃないかと思って呆気に取られていたわたしは、光が消え去ってしまう直前にようやく「ばぁ快調」と一度だけ祈ることができたのでした。
流れ星の中で最も明るいものを、火球と呼ぶそうです
2回とも1度ずつしか祈ることはできませんでしたが、あんなにもきれいな流れ星たちに祈ることができたので、祖母は間違いなく回復してくれるだろうと思うことができました。お星様たち、よろしくね。
さて、そうして夜釣りでは最後の最後に奇跡的にテリエビスというお魚さんを釣り上げることができ、一旦おうちへ戻ったのでした。
帰宅していた農家さんにテリエビスさんを差し上げ、わたしたちはテントへ。
時刻はすでに23:30ころ。寝袋にくるまってキャンプ感を味わいながら、眠りについたのでした。
寝るころには月があがってきていて、とても美しかったです。
が
夜中に凄まじい風と雨の音で目が覚めたわたしたち。
この日まで快晴で雨なんてまったく降らなかったのに、さっきまで流れ星が観れるほどの星空だったのに、お月様も輝いていたのに、まさかの展開がやってきました。
風が吹き付けてくる側を夫が手で抑えながら、「これは今夜は眠れないね‥」と。
こうなったら朝を待つしかないと覚悟を決めましたが、雨風の音があまりにも強すぎる。
しかしながら、眠れないねぇなんて話をしていたのも、目が覚めてはじめの20分くらい。
われわれは、気づかぬうちにあっという間に寝ていました。
あんな音の中で眠れるなんて、わたしたちはやはり図太いのでしょう
無事に飛ばされることなく朝がやってきましたが、風の音はよると変わっておらず、強いまま。雨は幾分か収まったような感じでしたが、どうしよっかとしばらくテントの中で思案しましたがお手洗いに行きたくてたまらなくなって、思い切って外に出てみたらなんてことはなく。
強風でちょっと小雨が降っている程度で、普通におうちに戻ることができました。
その後、平和に朝ごはんを食べ、しばらくテントを乾かしてから回収しに行ったのでした。
テント回収時に飛ばされそうな夫を撮影できるほどの余裕があって、よかったです。つまり、生きていてよかった…
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